生命保険

■生命保険とは
  • 「相互扶助」

生命保険に加入する目的は人それぞれですが、その仕組みは「相互扶助」の考え方で成り立っています。
加入者全員が少しずつお金を出し合い、その中の誰かに対して起こった金銭的なリスクに対して備える、というのが生命保険における相互扶助の考え方です。
この少しずつ出し合うお金が「保険料」であり、金銭的なリスクに対して支払われるのが「保険金」です。

  • 生命保険は公的保険の補完

日本では加入率が90%を超える生命保険ですが、その役割は公的保障(社会保険)の補完です。
したがって、保険プランを設計する場合には自分の公的保障がどうなってるのか知らないと、保険の掛け過ぎ、または不足ということが起こってきます。
日本の社会保障は下記の通り。
・医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険
例えば、入院保険、がん保険等の加入を検討する時に、医療保険制度を考慮せずにプランを考えると、余分な保険を掛けてしまい無駄な保険料を払うことになります。

■生命保険の種類

生命保険で保障することのできる家計リスクは大きく二つあります。
1.死亡リスク
死亡時に予想される支出として主なものは下記のようなものがあります。

  •  葬儀費
  •  遺族生活費
  •  住宅費
  •  教育費
  •  相続税

2.生存リスク

生活していくうえで発生しうるリスクには下記のようなものがあります。

  •  病気やケガでの治療費・入院費
  •  大病での就業不能
  •  介護
  •  教育費
  •  老後生活費
■保険プラン設計の考え方
  •  まずはライフプラン設計から

生命保険は、いざという時(例えば一家の大黒柱の死亡や病気)に自分や家族の現在の生活と将来設計が壊れてしまわないようにするためのものです。
したがって、安心できる保険プランを立てるには、そもそも自分や家族がどのような将来設計をするのか、ということが大切です。

  •  リスク発生時の収支をシミュレーションする

ここでは、「遺族生活費」を例に考えてみましょう。

  1. 1 万が一の際の支出=遺族の生活費

現在の生活費が20万円くらいだとすると、家庭にもよりますが、大体8割くらいになります。

  1.  2 不足額への対策を立てる

生命保険だけが手段ではありません。貯金で対処する、支出を削減する、配偶者が仕事に出る、など選択肢はいろいろとあります。

  1.  3 保険を利用する場合の予算を決める(目安は収入の5%前後)

生命保険でカバーする場合でも、なんでもかんでも保険で賄おうとすると保険料の出費でいわゆる保険貧乏になってしまい、将来設計に支障をきたしかねません。
保険料の予算を予め決めておきましょう。

  1.  4 優先順位を決める

理想の保険プランが予算オーバーな場合には、優先順位の低い保障はカットしましょう。
基本的には、発生頻度が低くても家計へのダメージの大きいリスクを保険でカバーするべきです。

 

■加入時の注意点
  • ・加入を決めたら手続きは速やかに

生命保険は、基本的には申込(健康状態の告知)と保険料の払い込みが完了した日が保障開始日になります(責任開始日)。
手続きでもたついているうちに、急な体調不良や事故などで入院、というようなことになると、当分の間保険に加入できなくなる可能性がありますので、プランを決めたら速やかに手続きをしてもらいましょう。

  •  健康状態の告知はきちんとする
  •  重要事項もきちんと確認
■加入後の注意点
  • 保障の概要、加入目的、いざと言う時の連絡先等を一覧表にまとめておく
  • 年に1回は内容の確認を
  • 気になった点はすぐに確認する、問い合わせる