【FP若松blog】保険解約の際の注意点

先日、支払保険料が負担のため見直しをしたいと言うお客様のご相談がありました。
内容としては
①収入が減ってしまったので毎月の保険料を減らしたい
②5年ほど前に加入した死亡保険(葬儀費対策)の解約を検討
③葬儀費は最近は低く抑えられそうなので重要でなくなった
ということ。

どれを解約するべきかというご相談だったので、現状のリスクについてヒアリングしました。リスクのヒアリングをする場合、大きく「生存リスク」と「死亡リスク」に分けてお聞きしていきます。死亡リスクについて、さらに細かく以下の内容をお聞きしていきますと…
1.葬儀費 … 不要
2.遺族生活費 … 不要(お子さんはすでに独立)
3.住宅費 … 不要(持家あり)
4.相続 … ?

「相続」と「保険」がピンと来ないようだったので、①相続税(支払)②節税③争族(分割)の3つのリスク対策のお話をしたところ、相続税が幾らくらいかかるかが最近心配だったとのことでした。

相続税のシミュレーションを税理士さんに依頼してみると、大きな資産として23区内の高級住宅地の土地と、代々受け継いでいる地方都市の土地があり、その他現預金なども合せると、想定以上の相続税額となりそうなことがわかりました。
相続税を支払うのは、当然ながら財産を相続する相続人の方です(このお客様の場合は娘さんでした)。
相続する財産が現金ばかりであればよいのですが、土地などのすぐに現金化できない財産が多い場合は要注意です。

このような場合、相続税の支払原資として生命保険が活用できます。
今回のケースでは、
①先ず相続税額のシミュレーションをする
②予想相続税額を基に、不足するであろう金額を試算
③不足額<保険金額であれば保険を減額、不足額≧保険金額なら対策を検討
となりました。

保険の解約手続きはとっても簡単ですが、安易に解約してしまうと取り返しのつかないことになることもあります。
保険の解約をする際には、加入するときと同じかそれ以上に注意が必要です。